TOTAL: 2172147 - TODAY: 33 - YESTERDAY: 1155
  • Counter
  • 02172147 人
    本日: 0033 人
    昨日: 1155人
RSS

潮位ぎりぎりの帰港(相模川)  

マリーナから毎出航時は地上の定位置からペローダ(重機)で船台に乗ったBIG TAKⅡを桟橋に移動してもらい、桟橋で下架して着水、そこから浅瀬が散在する相模川を約2キロ下って、相模川河口を抜け、ようやく相模湾に出ることができます。

IMG_0003C0EC5011-824C-44D5-9C82-62458E8D8A85

でも、この相模川がまた難関で河口の高波だけでなく、上流の城山ダムが出来てからは特に砂利などが大量に堆積し、川の中州付近は全体的に盛り上がった浅瀬が多く、小型のボートやジェットでさえも座礁したり、プロペラを損傷することがあって潮位が低い時は特に危険です。


BIG TAKⅡや同じマリーナのニコラス号などは重量も重く、シャフト船で喫水も深いことから航行には細心の注意が必要で、ちょっとでも気を抜くとすぐにプロペラを川底に接触させて損傷したり、最悪はシャフトを曲げ航行不能で座礁します。

5425F254-FEC8-4A69-9656-1F7B2D5102CC

特に春から初夏は潮周りの関係で早朝や夜間でないと入出港が出来ない潮周りの日も多く、今の季節は毎日潮位表とにらめっこ、潮を見間違えて万一出航できないことになったら、と考えただけでもけっこう緊張します。こう見えても汗かきかき神経を使って毎出航時の計画管理をしています。

実は先日マリーナで20年前BIGTAKⅠでお世話になって以来初めて潮位を読み間違えて、気が付いた時は目の前が真っ白になりましたが、ハーバーマスタの早朝出勤のおかげで無事出航できました..(大汗)そして多謝!


さて、昨日も4日振りにマリーナへ帰港の際、水位ぎりぎりの時間帯に冷や汗かきながら何とか帰港しましたが、魚探の映像見てください。この時の川底の水深は1.6mですが、実はこれはまだ測定できるだけましで、それより浅い1m以下だと測定不能になって数字すら出ない箇所も多くあり、そんな時は、スロットルを入れずに冷静に風向きと潮流をあらかじめ確認して、船体側面で風を受けて自然に流す方法が効果的です。ただし、風が追い風でも、潮位が逆に下がり始めていたり、向かい風でも潮位が上がってきているときは更に微妙な調整が必要なので、誤って浅瀬に乗り上げ最悪脱出不能となるのでお勧めできません。

245713C0-A778-495B-8044-CED17A523CC3

もし、相模川でBIG TAKⅡを見かけたら、その時はすぐ後方を航行してみてください!水先案内人引き受けます。無料ですのでご安心ください(^_-)-☆



Captain/Team BIG TAK


コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):