遊漁船と違ってBIG TAKⅡはクルーザータイプのため、スパンカー(風に立つマスト)がなく、風に向かって船首を立てることがなかなか難しく、釣りなどで海上で停船しても風や潮に流されてしまいます。
そんな時に役立ってくれるのがパラシュートアンカーです。これを船首から投入すると海中でパラシュートが大きく開き、船が安定しやすくなります。ただし、伊豆諸島など潮が速く風との方向が異なる海域では船が立ちにくく、また通常の場合でも船を微速で後進しながら複数のロープや金具に絡まないようタイミングを見計らってパラシュートを投入する必要もあり、なかなか慣れないと扱えないのが難点です。その他では、緊急時など高波でエンジンを停めても船首が波に立ってくれるので安全担保の意味でも大きな役割を果たしてくれます。
さて、昨日は久しぶりにアンカー(錨)ロープ収納場所に常備しているパラシュートアンカーの清掃です。
BIG TAKⅡは船体の高さがあるため60フィート用を使用していて扱いはけっこう大変です。昨日は雨も降らず無風だったのでいいチャンスでした。強風時に行うとパラシートが舞い上がり下手すると体重0.1トン級の私でもメリーポピンズのように宙に飛ばされます(^^;)
これからまだまだ梅雨の本番ですが、しばらく船体や備品のメンテナンスは続きます。
Captain/Team BIG TAK
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