今年5月の海況は異例の悪天候・強風・高波に加えて、例年より更に潮周りが悪く、BIG TAKⅡの母港、相模川沿いのリバーポートマリーナからの入出港にかなり制限がかかっています💦。
この水位↓だと、船を桟橋に降ろすこともできません。
一昨日も翌朝の出港の為に、前日の夕方暗くなって川の水位が十分に上がってから船をやっと桟橋に下架
翌日はマリーナが始まる8時より早い6時半過ぎに桟橋を出港し江の島へ、しかし、10時前には帰港しないと再び干潮で急激に水位が低下し終日マリーナへ戻れない潮周りのため、日々分単位の詳細な潮周りのチェックとその日の天候や強風時の風向き、また、万一入港が遅れた場合、他の港に船を緊急回航する方法なども含めて日々対応策を考えています。
加えて、相模川は年々浅瀬が悪化し、汚泥の堆積もひどく、満潮時でも人の腰ぐらいまでしかない水位がそこら中に点在、魚探で慎重にモニターしても突然水位判定不能の1m以下の水位もあり、船底が川底に接触し汚泥を冷却水取り入れ口から吸い上げる危険地帯。
(Short video -浅瀬で船を停船させ、流れにのせてコントロール)
こんな時は少しでもスロットルを入れると一気にプロぺラやシャフトを損傷し甚大な損害となり、最悪航行不能でお客様の出港が出来なくなるため、焦らず船体を風と川の流れを利用して少し水位があるところまで耐え偲びながら待ちます。
BIGTAKⅡの重さと喫水で毎回出港時は集中と緊張で、正直慣れていても海に出入りするだけで疲れ果てます。
ここちょっとは分かってもらえますかね?!(-_-;)
さて、明日は地元で出港、一日だけ空けて金曜日~日曜日は再び地元湘南と真鶴へ出航予定です。
天候・海況もままならず、しばらく緊張が続きます。
Captain/Team BIG TAK
今日は関東も梅雨入り宣言できるほどの雨と空模様、そして海は酷い風波でした。
梅雨と言えば、雨は降っても案外こんな感じの↓海況で穏やかなことも多かった、
はずですが、どっこい今日は南南西20mを超えて唸りながら突風が吹き荒れ、海況予報の倍の風が。朝方はさほどでもなかった波が一気に2mを超えて、強風波浪注意報に..
海に携わる仕事によっては、この豹変は何度も経験しているものの、予報の2倍、時には3倍も吹かれると予報など役に立つどころではありません。
これからは、自然界も更に不透明で、うかうかしていられない状況が続きそうです。
明日は日差しが出て今度は猛暑と強風が継続予報で、我々も敢え無く欠航の為、陸に上がった河童(-"-) 船体メンテや清掃を行う予定です...トホホ..
今年の5月は後半に向けても注意が必要です(><)。
皆様、取りあえず良い日曜日をお過ごしください。
Captain/Tea, BIG TAK
今年の5月は今しばらく不安定な天候が続き、梅雨も早まる可能性がありそうで心配です💦
先日マリーナから江の島に向けて航行中のBIG TAKⅡ航跡(short Video)です↓
いつもこんな凪で出航できると良いのですが....
皆様、良い週末をお過ごしください。
Captain/Team BIG TAK
GWが終わりました。毎年GWのマリーナは、コロナ以来低迷するも、それなりに賑わいを見せてきましたが、今年は後半の混み合う方の3日~6日もマリーナから出港する船は突然の激減。
特に5月5日は潮周りも、天候も良くコンディションは非常に良かったですが、朝マリーナに停まっている車はわずか数台。もう一つの大きい駐車場には車はありませんでした💦
燃料価格のみならず、ここに来てマリーナの相次ぐ値上げ、船の売却も徐々に出始め、訪れる人も激減。
こんなジンクスがあります、「静けさは終わりの始まり(;´・ω・) 」
表面上良くはなくもとりあえず平和な日本ではありますが、実は日本全体もまさにこれからが大峠かもしれません。
マリーナ指数は、3へ悪化を考えましたが、少しの望みを託し4の現状維持にしました。
引き続き、状況をモニターしたいと思います。
BIG TAKⅡ船頭のマリーナ指数(0〜10段階)ランキング
0 - SOS(経済崩壊・自然災害・地政学リスク発生)
船は無事なのか。地震、噴火、台風、洪水、戦争、そして世界経済大崩壊でもはや生命の存続危機。こんなBlogを書いている場合ではなく、即逃亡
1 - 完全終了(大恐慌発生)
政治、経済、金融崩壊、世界株価歴史的大暴落でNISA消滅、大企業も倒産相次ぐ。人々は一気に疲弊し、マリーナはあっという間に幽霊船や船の墓場のような状態に。
経済活動の完全停止。もはや蛙ですら見放す廃墟状態。
2 - 危機的状態(大恐慌懸念)
"多くの船が売りに出され、マリーナに空きスペースが多発"。レジャーで海に出る船はほとんどいない。羽振りの良かった船のオーナー達の姿が徐々に消え、長期動かない船が多発 こんな時に出港したら変人扱い
3 - 懸念(景気減速・後退秒読み)
人影がともかくまばらで、閑散としているが、船を所有しているほんの一部のオーナー達は、「まだ大丈夫」と言い訳をしながらも、内心は不安だらけで笑っても眼付が怖くなる。
4 - 心配(メカニックの姿なく)
常連、マニアだけが出港しても1日中で出航艇は0~わずか。船のエンジンやメカニックも徐々にお休みが増える。いつもいた元気な人たちの姿が急に見当たらなくなる…。
船の不具合も放置多発。風の音と烏の鳴き声だけがマリーナに響き渡る
5 - 小康状態(停滞)
間もなく来るかもしれない、ショッキングなことや経済危機、混乱など想像すらもなく、常連のオーナー同士だけで笑って無駄話をし、冗談交じりでいたずらに時間を過ごす、未だ「平和ボケ、知らぬが仏状態」。好天だけが不安を取り除いてくれる。
6・空元気(懐疑)
季節と共に出航したい人達が増えるのに天候急変で敢え無く欠航も、マリーナ地上ではほのかな人影と元気が垣間見られ、来客のマリーナ滞在時間が増える。
しばらくご無沙汰していたオーナー達が徐々にマリーナに姿を見せ始める
7 - 盛り返し(活気の再来)
奇跡的に活気が戻り、出港する船の数とマリーナを訪れる人の増加し、船の上下架も待ち状態が出始める。しかし、全盛期にはまだ遠く、油断はできない状態で、「なんちゃって回復中」。相模川でのジェットの数も激増
8 - 復活(バブルの予兆)
空駐艇スペースはなくなり、キャンセル待ち。広い駐車場も満杯になる。あちこちでBBQをするグループも。出港する船も2桁を軽く超えて、重機の稼働率も上がり、動きが目まぐるしくなり、マリーナスタッフの鼻息が荒くなる。
9 - 激込み(バブルの再来)
よくぞ戻った…!「今こそがチャンス!」と新艇の駐艇申し込みも急増し、マリーナが再びかつてのように大混雑し始める。船に来るお客さんの数が飛躍的に増え、マリーナ内に笑い声がこだまする。乗ってくる車も高級外車がずらり。
10 - 超激込み(バブル絶頂期)
船が増えすぎて、マリーナ敷地内スペースも不足。オーナー達の船に乗る人数が増え、美しい女性達も山のように訪れ、プライド丸出しの高級食材やドンペリをもっての“お祭りクルージング状態”。飲めや歌えや踊れやで、狂気の沙汰。
Captain/Team BIG TAK
今日は月末。あっという間の4月でした。しかし、今年の4月は南西風が吹き荒れ、欠航も相次ぎました。
決まってこの風波...勘弁してほしいです(-"-)
short動画(横波を受けるBIG TAKⅡ) ↓
先日は午前中の海況予報は南西風4m~6mでしたが、朝4:55分の江の島の観測で久しぶりの無風状態を見て、かつての突然の突風が脳裏を過りました。
↓
この日は、午前中からご予約をいただいておりましたが、既に10時過ぎにはいきなり平均風速12mを超えてからあっという間に悪化、その後16m以上に達し、釣り船と共に逃げるように港へ帰航を急ぎました。
実は、次のお客様が港に到着されていましたが、運航基準を外れたため急遽のキャンセルとなり、お客様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました<(_ _)>💦
記憶では前回は数年前ですが、早朝は北風→北東風→東風→南東風→そして恐怖の無風→その後南が吹き始め→一気に南西の突風22mへ変貌しました。100%ではないですが無風の後は決まって突風が吹くことがあるので、今回も警戒していたところでした。
天気予報はあくまで予報、地上と異なり海上は大きく外れることが多いため、今後も天候・海況急変には警戒が必要です。
とはいえ、昨日ぐらいからやっと海況も本来の状況に戻りそうな気配を感じました。
GW期間中は好天・凪であることを祈って止みません。
皆様、良いGWをお過ごしください。
Captain/Team BIG TAK