今日はお客様のチャーターは当初から13時出航の予定でしたが、大潮回りで潮位の変化が非常に大きいため、昨日夕方にはBIGTAKⅡをマリーナ桟橋にあらかじめ下架して待機、マリーナ営業時間前の5時頃には船を港へ回航する予定でした。
しかし、待ち時間が長すぎるのと、南西風が数日強かったせいで相模川河口も波が残り、潮が徐々に上げ潮に向かう7時間後の昼12時に出港を決断、しかし、かつて2度ほど体験した潮位70㎝(標準海水面)を更に下回った潮位僅か55㎝(BIG TAKⅡは最低120㎝以上は必要)の中、いざ桟橋を出港....
魚探とにらめっこしながら、慎重に微速前進。やや深めの水深時に速度を少し上げ、浅瀬に入るとスロットルを中立にし、船の行き足(惰性)を利用。
今日は運よく上流から下流に吹く北東風だったので、川の流れも同時に利用して船体をいつものようにゆっくりと流すも、さすがにこの潮位ではBIGTAKⅡの船体には無理があり、中州付近で魚探をみると船体と川底の隙間が消滅、海底に船底が完全に接触し、水面に川底の泥が一気に巻き上げました。
当然プロペラ部分も泥や川底に潜ったり接触しているので、容易にスロットルを回せばプロペラのみならず、最悪シャフトも一瞬で損傷し、最悪航行不能にもなり得るので、いつものように冷静に体感と自然の「てこ」を使って辛抱強く我慢。
想定通り水深がややあるところまで船の移動に成功し、再び河口に向けて微速前進!
マリーナから河口までは、少なくとも難所が3箇所あり、この3つのハードルをクリアすれば成功!
いつもなら15分ほどの航行でマリーナから河口まで到達できますが、今日は立ち往生もあって何と約50分もかかってしまいました
いや~参った
実は先日の台風10号による川の増水で台風前にいつも航行していたエリアの川底も起伏がかなり変化してしまい、やや深かったところも、今や泥などが堆積し、人が立っても腰まで水がいかない浅瀬も多々できてしまい油断なりません。
もっとも、わざわざ浅い時に面白がってリスクをとって出港(帰港)している訳ではなく、お客様のご都合や比較的波が穏やかな午前中に出船する場合は、季節や潮回りによっては、どうしても調整が必要な為、毎回かなり神経を使います。
わかってもらえますかね~この苦労(-"-)
まあ、愚痴っても仕方ないので、とりあえず、明日~明後日も安全航行で頑張ります(^^)/
皆さん、3連休はあっという間に過ぎ去りましたが、来週もまた3連休がありますよ~!
とりあえず、元気を出してお互い頑張りましょう!
Captain/Team BIG TAK