ロシア・ウクライナ紛争が発端で懸念されていた原油や天然ガス、有事の金、ニッケルやパラジウム、小麦、トウモロコシまで、あらゆるコモデイティ(商品)まで軒並み記録的短期価格高騰が今市場を混乱させていますね~。
弊社船舶BIG TAKⅡにも影響が大きい、WTI NY原油先物価格は供給逼迫懸念に加えて、投機的なマネーが入り込み、1バレル100ドルどころか、一時は一気に130ドル付近まで値が吊り上がりました。
昨日からやっと価格調整局面を迎えていますが、未だ110ドル付近で高止まり中、これから先まだまだ価格変動リスクには油断は禁物です。
しかし、世界もこの様々な国体・政体勢力が作為的に物事を動かして価格変動させてるわけですから、末端の純な国民には迷惑極まりない話です。
日本国内に於いても既にガソリンが13年半ぶりの高騰で、インフレの象徴である原油価格が高騰し始めると、個人的にはあの悪夢のリーマンショックが頭をよぎります。2008年のリーマンショック前に原油や資源価格の高騰があり、あの時とは状況は異なりますが、タイミング的には何となく嫌な気配です。「歴史が繰り返す」、いや、「歴史を繰り返させる」、とすれば何かしら想定外の事が起きるのか❓❕
いよいよ我々庶民の生活に於いても、物価がいたずらにどんどん上がり始め、値段据え置きでも商品小型化でごまかしが始まっています。実は主には給与だけがデフレだった日本にとっては今後は本当の死活問題になり得ます。
日銀の金融緩和のやりすぎの副作用もあってか、もはや有事の円買いもなく、国力低下、円の安売りが始まりました。ついに、かつてはあり得なかった国の貿易収支も大幅な赤字に陥っていますね。
今後多くの企業も収益圧迫になるとすれば、国民を巻き込んで更に日本経済が弱体化します。
さて、他を心配する前に、吹けば飛ぶような弊社もこの原油価格高騰や様々な関連商品や経費の上昇にあまりに無力(-_-;)、せめてもの対応策として....
ビビりで価格転嫁できない弊社は、給油に於いては価格とにらめっこしながら腹八分目、航行速度を調整するなどの措置を取りながらコスト抑制に励みます!
今後状況次第で、ご予約の時間に余裕を持たせるなどの対応を取らせていただくこともございますので、お客様のご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
Captain/Team BIG TAK