先日航行中、右エンジンの警報音が突然鳴って、水温計が徐々に上昇したため右エンジン停止し、念のため左エンジンで航行し入港しました。冷却水タンクの水が減っていて、給水し状況確認するも水が減り続けたため、水漏れ防止剤を臨時で注入、その後、緊急ドック入りに。
早速一番疑われた冷却水タンク~熱交換器周囲の確認作業をへ着手してもらうと、山後メカニックが直径4~5センチの清水が流れるダクトホースが金具接続面から破れているのを発見!どうやらそこから単純に水が漏れていたようです。ホースを縦に切って中を見ると穴から水が減ったことによる熱で一部溶けていました。
先日の点検時は左右のホーに問題は確認されなかったのですが、先ずはホースはすぐに新品に取り換えてもらい一安心。
その後、念のため当初疑った熱交換器を開けて、中に100本ぐらいある管に水を通して漏れを確認してもらいましたが、心配された熱交換器の破損や漏れは確認できず、結果論ですが、熱交換器交換でなくて本当に良かったです(-_-;)。
この熱交換器ですが、交換を想定してメーカーに事前に確認してもらっていましたが、国内には在庫がなく、アメリカへ発注が必要で、入荷は1か月以上でしかも高額、いや~冷や汗をかきまくりました。
今回もBIGTAKⅡの出航スケジュールを考慮してもらい、迅速に対応してもらえて本当に感謝以外の言葉が見つかりません。これを当たり前と思わず、改めて我々の運航と安全はこうして非常に優秀で迅速な対応能力を有するメカニックに支えられていることを肝に命じなければなりません。
今後季節も良くなり出航回数も増えるので、引き続き、BIG TAKⅡの安全航行が遅滞なく実施できるよう、我々スタッフも全力で「ごますりすり」頑張ります(^^)/
Captain/Team BIG TAK