BIG TAKⅡはエンジン2基搭載シャフト船です。その長いシャフトの外側はそれぞれにプロペラがあり、その真反対側の根本と船体の間にグランドパッキンがあり、高回転するシャフトと船体の間を防水し、水の侵入を防いでいます。
しかしながら、このパッキンも劣化すると徐々に水を吸い、更に劣化すると水が漏れ出すので状況をモニターしながら交換が必要です。このパッキンも新しいものはある程度なじむまで調整が必要で、締めすぎても良くなく、メカニックによると30秒にほんの一滴ぐらいが垂れるぐらいが理想のようです。尚、船体に少しずつ溜まった海水は複数のビルジポンプによって船外に自動排水される仕組みになっています。
さて、そのパッキンの交換時期がやってきたため、先日先ずは右舷側のグランドパッキンの交換をしてもらいました。左舷側は現在発電機が邪魔をしていて作業がやりにくいため、時間が取れる際にタイミング見計らって作業をお願いするため、現在メカニックと相談中です。
地上の車でさえも錆や劣化、部品やバッテリー、配線や伝送系など交換などのメンテナンスは必要ですが、厳しい海水の圧力を直に受けて航行する船舶のメンテナンスは車や地上の乗り物とは全く比較にならないほど、摩耗や劣化が激しいため、労力とコストがかかり大変なことです。
でも、安全が一番、それには代えられませんね。これからも日々点検です。ふ~~~
Captain/Team BIG TAK
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