11月1日は急遽お客様からのご要望で、6日に開催される海上自衛隊創設70周年自衛隊観艦式の予行演習撮影で出航しました。観艦式は3年ぶり、国際観艦式(International Fleet Review)としては実に20年振りの開催だそうです。残念ながら今年は無観客で行われます。
さて、早朝お客様を浦賀でお乗せするため、念のためスケジュールを変更し前日江の島で業務終了後の夕刻に三崎へ向けて舵を切りました。連日の出港でかなり疲れていましたが、航行中夕日と富士山に癒されて三崎港へ入港。
そして翌早朝に三崎港を出港し東京湾口から浦賀に向けて航行。東京湾口では早くも北東の強風でした
ヴェラシスマリーナでお客様が乗船後すぐに再び出港。
さて、浦賀を出港して浦賀航路ブイの外側で、あの自衛隊が誇る護衛艦いずも(長さ248m 19、950トンありながら速力は30ノット)を待ち構えて早速写真撮影へ。
いずもは私が尊敬する一等航海士がかつて出雲の航行テストで操船した際に、いずもが如何にすごい護衛艦であるかのお話を聴いたことを話を思い出しながら、緊張して操船しながらも近くで観れて感無量でした。
いずもの動画です↓
途中近寄り過ぎて警笛を鳴らされるハプニングもありましたが、その後もやや荒れ気味の海域をめげずにいずもを追って航行。久しぶりに相模湾の外側の大島海域までの航行となりました。
無線が行き交う中、練習の海域近くに到着すると有名なあたごや、かが、きりしまなど日本が誇る複数の艦船に加えて外国から参戦した艦艇も加わり迫力満点!ファンにとってはたまらない時間です。
以下いくつか動画をご覧いただけますが、波の揺れで目が回るかもしれないので閲覧ご注意ください!
ただ、この日は朝から曇りで北東風が強く、朝は8m程でしたが、帰航時には一時14m近い強風が吹いてしまい、午後まで粘りましたが、その後敢え無く撤退となりました。それでも数か国の艦船やヘリ、ブルーインパルスも飛行し、実弾使用こそなかったですが、日本が誇る艦隊を間近で見れる良い経験をさせてもらい、お客様にも感謝です。
来たる6日の本番には日本の艦艇20隻の他、13か国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、インド、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、パキスタン、韓国、シンガポール、タイ)から19隻の戦艦が集結し総理大臣も乗船してかなりの規模で行われそうです。
世界もきな臭い動きが多いですが、日夜過酷な環境下で国民を守ってくれる自衛隊に敬意を表し益々のご活躍を願って止みません。
今回の観艦式を海上から見学したい方もいらっしゃると思いますが、本番当日は海域周辺は海上保安庁等の警備で厳重警戒の規制が入り、一般の船舶は制限され、また海域は場合によってはかなり波も高くなるため、最大の注意をお願い致します。
Captain/Team BIG TAK