台風7号は徐々に日本列島へ接近中。昨日は湘南や相模川河口はうねりがありましたが、東京湾口~内房海域は全く問題ない凪日和、予定通り出航できました!
しかし、問題は海況でなく東京湾口の海上から見るタンカーや大型船の激減です。以前からこの海域を航行すると、前にもBlogで書きましたが、東京湾口に近い浦賀航路に出入りするタンカーや大型船が左右から連なって、時には数十隻以上が列をなして、BIG TAKⅡが横断することさえ困難な時が多く、毎回神経を使う海域でした。
ところが、今回も前回と同様、往路復路で航行中に出あった大型船はLNG(天然ガス)タンカー含むわずか数隻、水先案内の海上特殊無線も非常に静かでした。これは異常です。何か日本の輸出入が海外から制限でもされているのか、と思いたいぐらいです。
往路にぽつりと一隻のみ
東京湾口で、こんなに周辺海域に船舶がいないのは過去に見たことがありません。
久里浜 (神奈川県側)
内房 (千葉県側)
日本経済の中枢である東京湾への船舶数を長年見てきた状況からすると、この激減は平常ではないことは間違いなさそうです。
それが原因なのか、ここに来て日本の消費者物価指数が、インフレで利上げをしてた米国の上昇率をむしろ超える勢いで高騰を続けています。
一方、事実として、未だに日本の実質賃金や可処分所得は下がり続けており、一部の大手企業を除き、ほとんどの中小企業は逼迫していて、賃上げどころではなく、上半期の倒産件数も激増して、今後がかなり心配です。
また、インフレにとって最も影響力が大きいエネルギー価格も、いよいよ中東諸国も減産で石油、ガソリン、もちろん船舶の軽油も価格上昇圧力がすごく、来月に国の補助金も切れるため、更なる値上げは必至です。電気・ガス・水道料金も更に高騰する可能性があります。。
これは日本国民にとって非常に切迫する状況です。
無理やり円安にして日経平均をあげても全く意味はなく、これに早く気が付かないと手遅れになります。外国人頼みの株価も、本当の国力を伴った円高での株高でなければ真の経済復活はないでしょう。
異常気象が続く日本も我々が気が付かない水面下では、ほぼ間違いかなく何かの「力」が動いていることも頭の隅にお置いておく必要はありそうです。
そして、お盆を直前にしてこの台風。7号がどの進路をとるかによって影響は異なりますが、コロナ制限から立ち直ろうとしている日本経済にとっては更なる打撃になることは避けられそうにありません。
この激暑とは裏腹に実態の日本経済はお寒い状況です。
とは言え、せっかくの夏休み!今はとりあえず、嵐が来る前に、日頃の嫌なことを忘れて平和で楽しいつかの間のひと時をお過ごしください!
Captain/Team BIG TAK