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3週間ぶりの出航 

2020年08月31日
BIG TAKⅡまさかの欠航から3週間、ようやく昨日出航できました!先ずは3週間もの間ご予約頂戴していたすべてのお客様にはスケジュールの変更などで大変ご迷惑をお掛けいたしましたこと、改めてこの場を借りてお詫び申し上げます。


昨日は8月の最終日曜日、ようやく出航することができホッとしています。昨日は激暑にも関わらずあまり夏特有の南西強風は吹かず海況は穏やかで本当に良かったです。7月は長梅雨で水温も25~26℃台でしたが、8月にいきなり記録的な高温で海水温もみるみる上昇。昨日も海域の海水温は常に30℃を越えていたのでもっと高いところはお湯のような状況だったかもしれません。そのせいか、船内の冷房も水冷式のため思ったより冷えにくい状況になりました。現在沖縄には大型の台風が接近しています。これからこの太平洋高気圧が弱まってくると台風の進路も一気に変わってくるのでやはり今年も一切の油断は許されません。

ご迷惑をお掛けしたこともあり、9月は特に週末中心にご予約をいただいておりますが、台風に影響されず出航できることを願わずにはいられません。


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Captain/Team BIG TAK

今年はこれでもかと次々とお金のかかることばかりで本当にどうしたものでしょうか。マイナス思考はいけませんが、本当にこれだけ一気に続くと凹みます....

実は先週プロペラを製造してもらっている間に、マリーナ上架中の船内冷蔵庫と冷凍庫が冷えておらず、すでに力尽きていました。

この激暑で船内のキャビンの温度は40℃加えてこの湿気ですから、恐らく締め切った船内で冷蔵庫も悲鳴を上げていたのかもしれません。

でも、我が頼れるメカニックがすぐに動いてくれて早速交換してくれました!
さすがにこの暑さですから、本当に命拾い。明後日の出航もこれで安心です。

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Captain/Team BIG TAK

待ちに待ったプロペラが完成しメカニックが早急に装着してくれました!やっぱり動力船はプロペラが命ですね。新品は使用するのがもったいないぐらい光り輝いています。

明日航行テストを兼ねて回航し、30日より出航再開予定です。今後も心して安全航行に努めます。


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Captain/Team BIG TAK

先週海上保安庁からこんな注意が発表されていたのを今日知りました。
実は先日BIG TAKⅡがプロペラとラダーを損傷した後、海域周辺を再三船内GPSと電子海図で確認していましたが、浅瀬や漁網もない場所だったので、当たった時の下からいきなり突き上げられ船体の左舷側の浮き具合からすると物体はかなりの大きさの漂流物だったと思っていましたが、当たった後も水面には何も上がってこなかったので、ひょっとしたら当たった時はまだ生きていたこのクジラだったかもしれませんね。目視、レーダー、水面付近魚探でもわからなかったので謎は深まります....

因みに、相模湾に入ってくる黒潮などの潮は非常に速く沿岸部にいてもあっという間に外洋に流されます。BIG TAKⅡでも黒潮に押され巡航速度が2ノット(時速3.7kph)以上遅くなることもあるぐらいです。自然の力は怖いですね


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Captain/Team BIG TAK

現在BIG TAKⅡの左舷プロペラを広島で製造中ですが、左舷ラダーについては新品製造でなく、結果修理が可能で本当に助かりました業者の皆様、本当にありがとうございました。早速ラダーはメカニックが装着完了してくれていますので、残るは来週の新品のプロペラのみです。

予定通りに来週28日にはプロペラが到着し、即日装着点検後回航できるよう頑張ります!


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Captain/Team BIG TAK

茅ヶ崎沖でまさかの損傷をしたプロペラとラダーは先週メカニックに懇願してこの猛暑の中緊急取り外しをしてもらい、現在広島にある専門業者に搬送してもらっています。

先週はお盆期間でお休みがあったため本日より工場も稼働とのこと、今週結果が分かります。
プロペラとラダーの軸はさすがにあれだけ曲がってしまうと再生は非常に厳しそうで交換を覚悟していますが、何よりも早期に出航再開ができることが再重要と思っております。

お客様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、今週状況を再度ご報告させていただきます。



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Captain/Team BIG TAK

先日のプロペラ損傷時は、長年航行している海域にも関わらず、一体何がプロペラに接触したかわからなかったので、右舷のエンジンのみで一旦港に避難しました。仮に太いロープが絡まっていた場合、下手にスロットルを入れるとシャフト等に巻き付いて最悪曲がった場合大損害になるため、特に注意が必要です。

入港後早速マリーナに連絡すると、レスキュー艇イエローダック号が駆けつけてくれて、
BIG TAKⅡに横付けし早速水中潜水準備へ。

今回の操船はハーバーマスター、そしてインストラクターの資格を持つ某女性スタッフが潜水作業を担当してくれました。

結果ロープは絡まっていなかったものの、残念ながらプロペラの羽が3枚ともひどく折れ曲がって損傷していることを報告してくれました(大泣)。

気持ちはひどく落ち込んでいましたが、女性スタッフの男性顔負けの仕事ぶりとハーバーマスターのリードにはさすがに脱帽しました!暑い中、ありがとう。


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Captain/Team BIG TAK

今年はまさかのコロナ禍でビジネスが非常に厳しい中、BIG TAKⅡの2階部分のエンクロージャーの張り替えに始まり、マリンエアコン交換、そしてバウレール修理やその他諸々のメンテナンス等費用が急増で悩んでいたところに、先日茅ヶ崎沖を帰航中、突然左舷に突き上げるような衝撃を感じエンジンが停止。航行速度はわずか8ノット、魚探(水深)やレーダーも全く問題はなかったので未だに不思議でなりません。クジラなどの海洋生物の可能性もありますが、7月の大雨で海も濁り、川からは多くの流木や時には家電製品などが流れ、水面下に隠れて沈んでいることも多く、非常に注意が必要です。

あれほどまでに固いプロペラが写真のようにぐっちゃりと曲がってしまい、方向指示器役の鋼鉄のラダーも曲がってしまったため、再び休船して交換と修理が必要となりました絵文字


出航のスケジュール変更によりお客様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません
が、現在お盆明けの週末には完了できるよう復旧を目指しておりますので、何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。


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Captain/Team BIG TAK

港で停泊中、突風によりBIG TAKⅡの船首左舷側のバウレールに力がかかり、その反動でレールと船体FRPの溶接部分が数か所破損してしまい緊急修理で東京湾鶴見まで航行してきました。

アルミ溶接はステンレスや鉄と異なり1500℃以上の熱で溶接が必要とのことで、ほとんどの
溶接業者から断られて困っていましたが、いつもお世話になっているお客様にご紹介いただき、今回修理を引き受けていただくことができました。本当にありがとうございました。

鶴見は車であれば湘南から1時間足らずで行けますが、航路の場合は、茅ヶ崎から相模湾の突端の三崎港をぐるりと回り込んで東京湾に入り、剣崎、久里浜、観音崎、猿島、横須賀、金沢八景を経由し、横浜ベイブリッジの下をくぐってからもしばらく航行しなければなりません。

BIG TAKⅡの巡航速度でも片道軽く4時間~以上はかかりますが、それでも、久しぶりの東京湾の航行は大型船も多く、独特の緊張感があり、また相模湾と異なった風景を観れてよかったです。

今回の溶接修理でご親切にご対応いただいた東亜鉄工(株)の皆様には、この場を借りて
御礼申し上げます。

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